2006.10.29 Ofuna Planar Test

Planar 1:3,6 F=110mm D.R.P. 92313 Serie Ia No 36606 Carl Zeiss Jena
With CANON EOS 5D DIgital SLR

1899年製造のプラナーは、予想を上回るすばらしい写りでした。どんな条件でもうまく写るわけではありませんが、時々うまく写ります。左側が縮小画像。右側はピクセル等倍で切り出し。

これはうまく写った例。F5.6くらいだと思います。


これもうまく写った例。エクステンションチューブを使って接写しています。F5.6くらい。


これはF4.5くらい。


後ボケはちょっとうるさい感じですが、前ボケはすばらしい。


すすきの穂がきっちり写っています。


F3.6開放。中央のお母さんはきれいに写っていますが、ちょっと中央をはずれた子どもはかなり滲んでいます。


これはF11まで絞ったところ。絞っても画面周辺の収差は完全には消えません。


遠景。レタッチでちょっとコントラストを上げています。


F5.6くらいだと安心して使えます。


F3.6開放。蜂にピントが合っています。


ここから先は縮小画像のみ。デジタルカメラで使っても、全く問題ありませんでした。F3.6は当時のツアイスのレンズでは最も明るいもので、同等の明るさのレンズは1907年頃のTessar 1c 3.5, これより明るいレンズは1923年頃のBiotar 1.8まで待たなければなりません。



日記にも書きましたが、初期のプラナーの生産本数はそれほど多くないようです。
1890-1900 記載なし
1900-1905 1,622本
1905-1906 324本
1906-1907 329本
1907-1908 210本
1908-1909 188本
1909-1910 284?(表の見方が良く分からない)
1910-1911からツアイスの記録から姿を消します。テッサー全盛時代になり、しばらく設計者から忘れられます。(製版用のアポプラナーを除く) 1920年にテイラーホブソンのリーがOpic F2を開発してプラナー型のレンズが復活します。この後、エルノスター・ゾナー型との大口径争いが始まります。