2007.7.29 Enoshima 江ノ島

COOKE ANASTIGMAT FOR TECHNICOLOR No218404 35MM f/2
COOKE SPEED PANCHRO LENS No282574 75MM f/2
COOKE PANCHROTAL ANASTIGMAT No369472 4inch T2.5

COOKE ANASTIGMAT FOR TECHNICOLOR No218404 35MM f/2
日記(http://www.ksmt.com/eos10d/eos_nikki_body20.htm#070729) でも書きましたが、撮影用に設計された逆望遠広角レンズは、このレンズが最初のようです。”写真レンズの歴史” ルドルフ・キングズレーク著、朝日ソノラマ より引用

”1931年、テーラー・ホブソン社のH.W. リーが三色分解テクニカラー・カメラ用に焦点距離35mmF2レンズを設計した。このカメラではレンズの後ろに置く色分解用のガラス部品が広い場所をとるので、焦点距離50mm以下の普通のレンズは使えなかったのである。”


シネ用ですので、イメージサークルは35mmをカバーしません。カメラはEOS 5D。左はF4.0で、中心付近はシャープです。右はF2.0開放で全面的に甘いです。イメージサークルの境界もボケますので、絞りによってイメージサークルが変わるということもよく分かります。


マクロはめちゃくちゃききます。レンズの先に花がくっついても大丈夫。F4.0ですが、十分シャープです。マクロでレンズを前に繰り出すと、イメージサークルが広がります。


F4.0。中心部分はシャープです。


F2.0。現代の広角レンズは画面の隅々までシャープですので、このレンズのスペックと比較することはできません。


多分F4.0。APS-CだったらF4.0で結構行けると思います。


COOKE SPEED PANCHRO LENS No282574 75MM f/2


すべて絞り開放 F2.0。 SPEED PANCHROには、黄色いレンズと、黄色くないレンズの2種類があるようでして、今回のは黄色くない方です。曇り空の夕方にWB晴天で撮影したせいもありますが、少しシアン寄りだと思います。5Dだり周辺は少し暗くなります。シネレンズなので、映画を撮ってみたいですね。


COOKE PANCHROTAL ANASTIGMAT No369472 4inch T2.5


絞りは全て開放T2.5 (F2.3)。 左は縮小。右はピクセル等倍。改造は予想通り難航しましたが、一応ちゃんと使えているようです。


ものすごい糸巻き型の収差ですね。階段がここまでゆがむと目立ちます。


ヘリコイドを1cmほど切って無限遠が出せた代わりに、最短撮影距離は約3m。これ以上寄れません。




開放から非常にシャープで、映画監督になった気分が味わえます。改造好きにはたまらない一本です。改造が苦手な人は、改造済みのものを買いましょう。江ノ島の岩場には人がちらほら。後で頼まれてシャッターを押させて頂きました。