2007.9.15 Machida 町田

Ernst Leitz Wetzlar Hektor Rapid f=1.7cm 1:1,4
COOKE ANASTIGMAT 40mm f/2
Meyer (Kino) Plasmat f:1.5 F=9cm

町田駅は乗り換えには良く利用するのですが、あまり降りたことがないので、ぶらぶらと散歩してみました。

Ernst Leitz Wetzlar Hektor Rapid f=1.7cm 1:1,4

F=1.4 EOS 5D
こちらはHektor Rapidの画像。16mm映画用の標準レンズで、バックフォーカスがわずか10mmほどしかないため、35mmではレンズの先3cmほどのところにピントが合い、接写しかできません。F1.4での接写では、このように写ります。このレンズはHektorという名前ですが、レンズ構成は4群4枚のエルノスター基本型です。昭和11年頃製造です。この頃のライツのレンズにはElmarとHektorしかなく、F3.5以上の暗めのレンズにはElmarという名前が付けられ、F2.5以上の明るいレンズにはHektorという名前が与えられたのではないかと推測します。しかしながら、そのすぐ後にHektor 4.5や6.3が登場するので、適当に名前をつけたと考える方が正しいような気もします。ちなみにHektorというのは、レンズ設計者マックス・ベレーク氏の愛犬の名前だそうです。犬がワンと吼えたらHektorみたいな命名だったのかもしれません。

ちなみにHektor Rapidは1.4/25mmと1.5/12mmが文献に見られますが、1.4/27mmというのは文献には見られません。製造番号から、25mmと同じロットであることは分かります。またまた推測ですが、とりあえずレンズを作ってみてから焦点距離を計って、実測値を刻印したのかもしれません。昔のレンズにかぎらず、今のレンズでも、レンズに書かれた焦点距離と実測の焦点距離が多少異なることは良くあるようです。


COOKE ANASTIGMAT 40mm f/2


F=2.0 - 4.0, EOS 5D
最初の写真だけは長津田駅。他は町田駅周辺。シネ用のレンズなので、35mmフルサイズだと周辺がケラレます。初期の逆望遠レンズは皆シネ用ですので、これ以上を望むのは難しいです。一眼レフ用の逆望遠レンズが登場するのは1950年代のアンジェニューのレトロフォーカスまで待たなければなりません。

中心がシャープで周辺がソフトであるという特長を生かして、きっと面白い写真が撮れるのではないかと思うのですが、まだ模索中。


Meyer (Kino) Plasmat f:1.5 F=9cm

F=4.0, F=1.5, EOS 5D
とても重い(多分1.5Kgくらい)のKino Plasmatを持ち歩いた割りには出番なし。左の写真はF4.0くらいで、とてもシャープです。右は線路の対称性を狙ったのですが、架線にまどわされて、完全に対称にはできず。