2007.11.23 Ernostar 1.8/105 vs. 2.0/100
駒込および巣鴨におけるエルノスター F1.8とF2.0の比較

Comparison between Ernostar 1.8/105 and 2/100
Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:1,8 f=10,5cm 179761
Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:2 f=10cm 151022

北国では11月としては異例の大雪になっていますが、東京は冬晴れとなりました。紅葉はまだ始まったばかりですが、 大変安定した快晴ですので、エルノスター F1.8とF2.0の比較をしてみました。 雲があるとレンズ交換をしている間に環境の明るさが大きく変わってしまい、比較が難しくなります。

テスト場所は、山手線駒込駅近くの六義園(りくぎえん)。Webでは六義園の紅葉が見ごろと出ていましたが、 実際には始まったばかりです。ハゼは真っ赤でしたが、もみじは数本が見ごろですが、他はまだまだ緑です。 ちなみに、今日から12月16日まで夜ライトアップされるそうです。入園は20時30分まで。 テストの後、少し時間があったので、巣鴨のとげぬき地蔵にも行ってきました。近くです。


Ernostar 1.8/10.5cm vs. Ernostar 2/10cm comparison at Tokyo Komagome Rikugi-en and Sugamo
Camera: EOS 5D, Handheld, WB:Sunny, JPEG Large Normal, Iris full open.


1.8/105 <-----------ISO 100, 1/125----------->2.0/100

1.8/105 <------------ Pixel Crop ------------>2.0/100
日陰の写真では、明るさ、シャープネス、画角、コントラストなどほとんど同じで見分けがつきません。F2.0の方が逆に明るく見えるの気のせいでしょうか。


1.8/105 <-----------ISO 100, 1/750----------->2.0/100

1.8/105 <------------ Pixel Crop ------------>2.0/100
逆光に透かした紅葉でも、やはり区別がつきません。レンズ構成は確かに違いますし、実際の口径も確かに違います。


1.8/105 <--ISO 100, 1/1000-->2.0/100

1.8/105 <---- Pixel Crop ---->2.0/100
ここで明確な差が確認できました。ボケ味が違うのです。1.8/105の方はボケの輪郭が明るいのですが、2.0/100の方はボケの中心が明るく、 周辺に行くに従って徐々に消えていきます。ボケに関しては2.0/100の方がいい感じですね。


1.8/105 <--ISO 100, 1/1500-->2.0/100

1.8/105 <---- Pixel Crop ---->2.0/100
1ハゼの紅葉です。このような構図では、やはり全く差が出ません。


1.8/105 <--ISO 100, 1/3000-->2.0/100

1.8/105 <---- Pixel Crop ---->2.0/100
バックのボケが若干2.0/100の方が柔らかいようですが、他は全く同じです。


1.8/105 <---------ISO 100, 1/2000------------>2.0/100

1.8/105 <------------ Pixel Crop ------------->2.0/100
このような構図では、少し2.0/100の方がシャープのようです。カメラ屋さんがF2.0の方がシャープと言うのは、このことのようです。


1.8/105 <--ISO 100, 1/3000-->2.0/100

1.8/105 <---- Pixel Crop ---->2.0/100
ほとんど差がありませんが、2.0/100の方が少しボケが柔らかいです。そう言われればそうだなぁと言う程度ですが。


1.8/105 <---------ISO 100, 1/2000------------>2.0/100

1.8/105 <------------ Pixel Crop ------------->2.0/100

1.8/105 <------------ Pixel Crop ------------->2.0/100
ピントが合ったところと、バックのボケをピクセル等倍で切り出してみましたが、どちらも2.0/100の方が上品ですね。

結論としては、エルノスター1.8/105と2.0/100では、明るさ、シャープネス、コントラスト、色などはほぼ同じ。 違うのはボケ味だけで、2.0/100の方が柔らかい。なぜF1.8のレンズとF2.0のレンズの絞り開放の明るさが同じなのかは不明です。 F1.8を達成するために、わざわざ製造の難しい3枚張り合わせにし、口径を広げたのに、実際には少しも明るくなっておらず、 逆に少しボケ味が悪くなったと考えられます。まあ、レンズの世界では最初に作った暗いレンズの方が後で改良した明るいレンズより優れているということは、 よくあることですね。もし、どちらのエルノスターが優れているかと問われたら、2.0/100と答えるしかないですね。

もし両方のレンズをお持ちの方がおられましたら、是非追試験をお願いします。


ここからは、比較ではく普通の写真です。

Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:1,8 f=10,5cm 179761

六義園は駒込駅から歩いて7分ほど。もみじはほとんどはまだ緑ですが、数本だけ見事に紅葉している木があります。 一気に紅葉しない分、長く紅葉を楽しめるようです。

コーティングがされていないので逆光に強いわけではありませんが、うまく使えば問題ありません。フードはかざばるので使っていません。 カメラを日陰に入れる、明るい空を画面に入れない、左手でハレ切りするなどの方法を使います。


巣鴨の印象。最後の写真は西日がビルに反射して東向きの団子屋さんと照らします。


Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:2 f=10cm 151022


Right: Pixel crop
微妙なハロがいい感じです。


六義園は良く手入れされた黒松も多いです。ハゼの木が真っ赤に色づいています。