2008.8.15 Image Circle check イメージサークルのチェック

今ではフイルムの大きさはほとんどの場合ライカ版(36mm x 24mm)またはハーフ(24mm x 18mmくらい)なのですが、昔はもっと大きなフィルム、銀板、乾板などが使われていました。銀板の場合、紙にプリントするのではなく、銀板そのものを鑑賞しました。またライカ以前には良い引き伸ばし機がなく、密着プリントが普通でしたので、乾板の大きさがそのままプリントの大きさになりました。つまり、大きな写真が欲しければ、大きなフィルムを使う必要があったわけです。大きなフィルムを使って撮影するためには、大きなイメージサークルを持つレンズが必要になります。同じ種類のレンズ、たとえばテッサーであれば、焦点距離が長くなるほど、イメージサークルが大きくなります。つまり、大きなプリントを写真屋に注文するお金持ちには、大きなカメラに、大きなフィルムを入れて、イメージサークルの大きな焦点距離の長いレンズを使って撮影したわけです。一般にイメージサークルの大きなレンズが優秀であると考えられます。私のようにどんなレンズでも全部EOS 5Dで撮影してしまうと、レンズのイメージサークルは分かりません。そこで、実際にイメージサークルを測ってみました。

Size of image circle is one of the most important factor when we discuss about old lens. I always use Canon EOS 5D for all lenses, some have very big image circle and some have very small image circle. I measured actual image circle of some famous lenses to understand the lens designs. Very bad lens for EOS 5D could be good for large format cameras. Dlscussing lens without knowing its image circle would not be fair.

Test equipment:
Main Camera: Cambo SCIII 5x7inch
Sub camera to copy ground glass: Canon EOS 5D

Lenses used in the test:
Astro-Berlin No55977 C Gauss-Tachar 1:2 100mm
Carl Zeiss Orthometar 1:4,5 f=21cm No 2073312
Carl Zeiss Planar 1:3,6 F=110mm Serie Ia No 36606
Carl Zeiss Nr 103898 Tessar 1:6,3 F=148mm
DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 318147
Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:1,8 f=10,5cm 179761
Ernst Leitz Summarex f=8,5cm 1:1,5 Nr. 940850
Ernst Leitz Summar f=8cm 1:4,5 17245
Hugo Meyer Nr.503313 (Kino) Plasmat f:1.5 F=7.5cm
Hugo Meyer Nr.582679 (Kino) Plasmat f:1.5 F=9cm
RIETZSCHEL PROLINEAR F:1.9 / 13.5cm D R P 164290

Test Procedure:
1. Make lens boards for Cambo 5x7 inch camera

段ボールに小さめの穴をあけて、レンズを押し込みます。一枚あたり5分くらいで作れます。一回だけの使用ならこれで十分。

2. Focus on groud glass of Cambo SCIII

50mm lens id good to take picture of ground glass. Dark outside is mainly because of oblique view of ground glass.
試しに8x10inch用のCooke 13inch (330mm)で撮影してみたところ、何とかデジカメでピントグラスの撮影ができそうです。ピントグラスは斜めからは見えないので、デジカメに望遠レンズを使いたいところですが、そうすると長い布をかぶせなければならないので難しのです。結局50mmに決定。これで何とかピントグラスの端も写っています。周辺が暗いのはピントグラスを斜めに見ているせいです。

3. Take a picture of the ground glass using EOS 5D

The grid on the ground glass is 2cm x 2cm.
I didn't use iris stop. All pictures are full open. If you stopped doen, You would get a little larger image circle.
こんな感じで三脚2台立てて窓の外を撮影。後ろの三脚にEOS 5Dを乗せて撮影。ピントグラスの格子は2cm間隔です。
絞り開放と、絞った時の違いも調べようと最初は思っていたのですが、あまりにも面倒くさいのでやめました。すべて開放絞りです。

Astro-Berlin No55977 C Gauss-Tachar 1:2 100mm

F=2.0 6x7cmなら問題なさそうです。無理をすれば6x9までいけるかも。


Carl Zeiss Orthometar 1:4,5 f=21cm No 2073312

F=4.5 5x7inch用のレンズですので、問題なく5x7inchをカバーします。


Carl Zeiss Planar 1:3,6 F=110mm Serie Ia No 36606

F=3.6 6x9cmは問題ありません。がんばれば4x5inchでも。


Carl Zeiss Nr 103898 Tessar 1:6,3 F=148mm

F=6.3 5x7inchをカバーしているようです。Tessar Ibは非常に小さなレンズで大きなプレートに使えるので人気があったのだと思います。


DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT F/1.5 F=3" 318147

F=1.5 Image circle is bigger than I thought. if F=1.5, sharp image only at small center area.
シネ用のレンズなのでイメージサークルは非常に小さいと思っていたのですが、結構大きいです。ただし、開放で画質が良いのは中心部分だけです。F1.5クラスの明るいレンズの場合、イメージサークルの定義は難しいですね。光が届く範囲に比べて、シャープな画像が得られる範囲が大幅に小さくなります。


Ernemann Anastigmat "ERNOSTAR" 1:1,8 f=10,5cm 179761

F=1.8 開放では6x7cmくらいでしょう。絞れば6x9cmくらい。


Ernst Leitz Summarex f=8,5cm 1:1,5 Nr. 940850

F=1.5 ライカ用のレンズですので、ライカに合わせてあります。不必要にイメージサークルを大きくすると、レンズが大きく重くなるという弊害が出ます。


Ernst Leitz Summar f=8cm 1:4,5 17245

F=4.5 6x7cmか6x9cmでしょう。


Hugo Meyer Nr.503313 (Kino) Plasmat f:1.5 F=7.5cm

F=1.5 645なら行けそうですが、6x7cmは難しそうです。


Hugo Meyer Nr.582679 (Kino) Plasmat f:1.5 F=9cm

F=1.5 6x7cmは問題なさそうです。6x9cmでは周辺が怪しいかも。


RIETZSCHEL PROLINEAR F:1.9 / 13.5cm D R P 164290

F=1.9 Amazingly,, this lens covers 5x7inch image circle at F=1.9.
驚くべきことにF=1.9で5x7inchをカバーしています。巨大な後玉はだてじゃなかったのですね。エルノスターと明るさを競っていたらしいのですが、開放から非常にシャープなエルノスターに対して、ホワホワフニャフニャの画像だったので勝負にならないなぁと思っていたのですが、5x7inchで勝負したら、絶対に負けないですね。

ということで、今日のテストはおしまいです。だいたい想定内の結果でしたが、RIETZSCHEL PROLINEAR F:1.9 / 13.5cmの評価を変えなくてはいけませんね。F=1.9で5x7inchをカバーするレンズがあったとは知りませんでした。